和歌山市議会 > 2019-03-05 >
03月05日-07号

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  1. 和歌山市議会 2019-03-05
    03月05日-07号


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    平成31年  2月 定例会                平成31年          和歌山市議会2月定例会会議録 第7号            平成31年3月5日(火曜日)     -----------------------------議事日程第7号平成31年3月5日(火)午前10時開議第1 会議録署名議員の指名第2 議案第113号 平成30年度和歌山市一般会計補正予算(第8号)第3 議案第114号 平成30年度和歌山市一般会計補正予算(第9号)第4 一般質問     -----------------------------会議に付した事件日程第1 会議録署名議員の指名日程第2 議案第113号 平成30年度和歌山市一般会計補正予算(第8号)日程第3 議案第114号 平成30年度和歌山市一般会計補正予算(第9号)日程第4 一般質問浦平美博君、南畑幸代君、山本宏一君)     -----------------------------出席議員(38名)  1番  林 隆一君  2番  山野麻衣子君  3番  中村朝人君  4番  堀 良子君  5番  西風章世君  6番  園内浩樹君  7番  永野裕久君  8番  中村元彦君  9番  浜田真輔君 10番  中谷謙二君 11番  丹羽直子君 12番  浦平美博君 13番  上田康二君 14番  吉本昌純君 15番  松坂美知子君 16番  姫田高宏君 17番  中塚 隆君 18番  薮 浩昭君 19番  奥山昭博君 20番  山本忠相君 21番  井上直樹君 22番  芝本和己君 23番  古川祐典君 24番  戸田正人君 25番  松井紀博君 26番  尾埼方哉君 27番  南畑幸代君 28番  森下佐知子君 29番  中尾友紀君 30番  松本哲郎君 31番  北野 均君 32番  山田好雄君 33番  野嶋広子君 34番  宇治田清治君 35番  寒川 篤君 36番  山本宏一君 37番  遠藤富士雄君 38番  佐伯誠章君   ---------------説明のため出席した者の職氏名 市長         尾花正啓君 副市長        森井 均君 副市長        小林弘史君 市長公室長      瀬崎典男君 総務局長       森 泰之君 危機管理局長     嶋本智行君 財政局長       三橋 郁君 市民環境局長     和田年晃君 健康局長       佐伯正季君 福祉局長       川埼秀行君 産業交流局長     有馬専至君 都市建設局長     鈴木 豪君 会計管理者      中西 歩君 教育長        原 一起君 教育局長       津守和宏君 消防局長       山下直樹君 公営企業管理者    富松 淳君 企業局長       白井光典君 選挙管理委員会委員長 川端正展君 代表監査委員     森田昌伸君 人事委員会委員    寺内博晴君   ---------------出席事務局職員 事務局長       中野光進 事務局副局長     幸前隆宏 議事調査課長     中西 太 議事調査課副課長   柳本真也 議事班長       藤井一成 企画員        竹下裕威 企画員        永留愛子 事務主査       國定正幹 事務主任       平岡直樹 事務主任       中本庸介 事務副主任      中西真央 事務副主任      繁田敦紀   ---------------          午前10時00分開議 ○議長(松井紀博君) ただいまから本日の会議を開きます。   --------------- △諸般の報告 ○議長(松井紀博君) 諸般の報告をさせます。 ◎事務局長(中野光進君) 平成31年3月5日付、和財第319号をもって、市長から追加議案の提出がありました。議案はお手元に配付いたしております。 以上でございます。   --------------- △日程第1 会議録署名議員の指名 ○議長(松井紀博君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 本日の会議録署名議員は、会議規則第80条の規定により、議長において   吉本昌純君   中尾友紀君   姫田高宏君 以上3君を指名します。   --------------- △日程第2 議案第113号 平成30年度和歌山市一般会計補正予算(第8号) △日程第3 議案第114号 平成30年度和歌山市一般会計補正予算(第9号) ○議長(松井紀博君) 次に、日程第2、議案第113号、平成30年度和歌山市一般会計補正予算(第8号)及び日程第3、議案第114号、平成30年度和歌山市一般会計補正予算(第9号)の2件を一括議題します。 当局から提案理由の説明を求めます。--三橋財政局長。 〔財政局長三橋 郁君登壇〕 ◎財政局長(三橋郁君) 議案第113号及び議案第114号について、一括して御説明申し上げます。 議案書(その6)をお願いいたします。 1ページをお開き願います。 議案第113号、平成30年度和歌山市一般会計補正予算(第8号)は、国の補正予算に対応した小学校及び中学校の施設整備に係る諸経費の補正でございまして、歳入歳出それぞれ37億7,276万5,000円を追加し、予算総額を1,634億2,127万3,000円するものでございます。 以下、その内容につきまして御説明いたします。 2ページをお開き願います。 歳入の部で、国庫支出金6億5,308万9,000円、繰入金7万6,000円、市債31億1,960万円をそれぞれ増額補正しております。 歳出の部では、第9款教育費37億7,276万5,000円の補正は、第2項小学校費22億1,510万9,000円、第3項中学校費15億5,765万6,000円で、小学校及び中学校のトイレの改修に要する諸経費で、国の学校施設環境改善交付金を活用して行うものでございます。 3ページをお願いします。 地方債の補正は、第2表のとおりで、小学校施設整備事業及び中学校施設整備事業の事業費の変更に伴い、限度額を206億7,500万円から237億9,460万円に変更するものでございます。 4ページをお開き願います。 議案第114号、平成30年度和歌山市一般会計補正予算(第9号)は、繰越明許費を定めるものでございまして--5ページをお願いします--第9款教育費37億7,276万5,000円は、第2項小学校費22億1,510万9,000円、第3項中学校費15億5,765万6,000円で、国補正を活用した小学校及び中学校のトイレの改修に要する諸費用を繰り越すものでございます。 以上でございます。 ○議長(松井紀博君) 以上で提案理由の説明は終わりました。   --------------- △日程第4 一般質問 ○議長(松井紀博君) 次に、日程第4、一般質問を行います。 順次質問を許します。 浦平美博君。--12番。 〔12番浦平美博君登壇〕(拍手) ◆12番(浦平美博君) おはようございます。 まず、鈴木局長、同じようなスーツ、ありがとうございます。 至政クラブ、自由民主党の浦平美博でございます。 議長より許可を賜りましたので、通告に従いまして一般質問を行わせていただきます。 平成の時代とともに本市役所を退職されます瀬崎公室長嶋本危機管理局長川埼福祉局長有馬産業交流局長中西会計管理者永井保健所長坂東保険医療部長横岩社会福祉部長生地教育学習部長を含め82名の皆様、長きにわたる御公務、まことにお疲れさまでございました。 職員さんのおかげや言われた時代、公務員はええわな言われた時代、公務員らあくかよ言われた時代、公務員のくせに言われた時代、まるで社会の悪であるかのように言われた時代、職員ら、ようさんもらい過ぎよ、給料削れ、まるでそれが正義かのような空気をつくり、それに流され、職員数も給与も全国で激減。市民サービスの低下には、あらゆる要素があるにもかかわらず、公務員をたたく。反論できない弱い者をたたき、誰かをたたいてみずからの地位を保つ。まるで、階級闘争史観がしみ込んだ、そんな世の中が平成の時代を覆っていました。 その時代、その時代の移り変わりで、変わることなく、市民の窓口でよく踏ん張っていただいたのだろう思います。感謝申し上げます。お疲れさまでございました。 私は、昭和46年、この世に生まれ、平成で社会に出ました。バブル崩壊により、潰れることはない言われた銀行や大手証券会社も破綻、倒産。その勢いは末端にまで届き、友達の家業も倒産。就職内定の取り消しは全国で吹き荒れ、若者たちは希望を失い、働き盛りのお父さんたちもみずから命を絶ち、その報道がテレビを通じて大量に流れ続けました。とてつもない閉塞感に覆われたわけであります。 俺らの何が問題なのか。時代が悪かった、それで済まされるのか。残念ながら、平成の時代を考えるとき、私たちの国日本は、いまだに負の心の連鎖を断ち切ることができていない私はそう認識しています。 私が18歳になる年、昭和天皇が崩御されました。悪い人が亡くなったのだ思いました。どうして日本中が喪に服すのか、大学1年のとき、その答えが見つかりました。同時に、それは虚無感に包まれる答えでありました。真っ赤なうそを教えてくれた教師がいたがゆえに、私は教師になる道を選びました。 神様が万物の創造主であるならば、全て神様の責任にできます。しかし、神様は人というものをつくられても、人の社会を形成することはできません。つまり、社会は、人は人で成り立ち、支え合い、自然共生する知恵をいただく、そのためには、やはり人は教育を受けなければならない思うのであります。 社会の安定、平和を望むならば、なおのことアイデンティティーの確立が必要です。この帰属性の確立のためには、歴史の学びが必要であります。それができない祖国日本ふるさと和歌山。 このような観点で過去の社会から見直してみる、若者が社会という根底を支える存在であるはずが、その大人のつくる社会の犠牲なっている。目先の金を追い続けたがゆえに、楽をしてもうけることが格好いい妄信した時代、そして次の世代がそのツケを払っていくにもかかわらず、現在もなお、それが闊歩している。 少し教育制度を振り返ります。 あたかも本市は、自分たちが児童生徒のため思い込んだふりをして、革命思想に流され、1年間3学期制を2期制にかえたことがございます。しかも、6年間という3年二回り。今、2期制にはなっておりません。つまり、もとに戻したわけでございます。それは、やはり保守なんですよ。 大人は、悪かった、すまんよ--もとに戻すのはいいでしょう。しかし、その中で成長しなければならなかった児童生徒たちや右往左往した保護者の時間は、もとには戻りません。 ゆとり世代は使い物にならん。しかし、そのゆとり世代をつくったのは、紛れもなく週休2日制を望んだ教師や社会を形成している大人でございます。その言葉は受けが悪いから、学校週5日制ですあたかも子供たち目線に立ったように言う教師、詰め込み教育子供たちに影響を及ぼしているから、土日を休みにして心のゆとりをつくろう声高に訴えたメディア、教育評論家、その勢いに押される政府、政治家などなど、全て大人の責任。結果、その産物をゆとり世代言い、ゆとりらあくかよ、こう大人が申します。 おかしいならば、是正すればいい、もとに戻せばいい、でも戻しません。いろいろな理由をつけて、その問題からすり抜けようする大人。 歴史文化を学び、生徒たちを落ちつかせるために今度は武道必修化称し、そしてその制度に踏み切り、そして機能不全を起こしました。武道を学んできた教員を採用しないわけですから、それは無理でしょう。 そこで登場したのが、道徳教育。 今、市長を初めとして当局は、国が、文部科学省が決めた方針やから思ったのではないでしょうか。 人に寄り添う、きめ細やかな子供目線に立って、何ときれいな言葉でしょうか。いつの時代も、私が昔思ったように、大人は汚いな子供たちは思うのでしょうか。ならば私は、今の子供たちに汚い大人言われてはいないだろうか。だからこそ、私はみずからの良心に従い、突き進む覚悟があるのか、こう日々考えております--これ考えたら、しんどなってくるんですけどね。 このていたらくな日本の学校教育から発せられる誤った自由、権利、平等は、日本全体を覆い、信賞必罰、勧善懲悪なる古きよき教えは消え去りました。日々、当たり前のようにテレビで流れる事件、親が子をあやめ、子が親をあやめる、児童生徒がいじめの動画を撮り、それをSNSに投稿、親が子を虐待するさまを動画撮影、生徒が教師を挑発し、手を出させるさまを動画撮影、それに乗っかり、教育委員会や学校にマイクを向け、報道し、彼らは厳正に対処する真の問題を解決せず、現場の教師や生徒を見捨て、みずからに降りかかる非難を水際でとめようする。記憶に新しい虐待死--これは凶悪な殺人でございますが、そこに至るまでの学校、教育委員会児童相談所の行動は同罪ではないだろうか。 過去に、和歌山市にもあった虐待死、つい先日、児童虐待により母親が逮捕されました。和歌山市にもいた、いじめのアンケートを隠した教師、和歌山市にもあった、女児に対するわいせつ行為による傷害、和歌山市にもあった、大腿骨骨折を放置され、足が折れて椅子に座れない子供を教室の後ろで寝かせ、その顔の前に給食を配膳した教師、5人殺せる制度があればお前を真っ先に殺す言い続け、不登校生徒をつくった教師、虐待されているかもしれない学校に訴えても放置する教頭、校長。 採用権限、いわゆる人事権を有する和歌山県。でも、和歌山市教育委員会の責任。情報収集は和歌山市教育委員会から。 我が子に売春をさせる親、万引きさせる親、毎日のように流れる児童生徒が被害に遭っているという知らせのきしゅう君メール。 いまだに本市のある小学校6年生の授業では、憲法改正をやってはいけません、戦争に行かなければならないからです言い切る完全な思考停止の教師たち。誰がそんな教師を採用したのか。和歌山県ではないのか。 日本の縮図は、ふるさと和歌山市、和歌山市の縮図が祖国日本であります。 いつの時代も、やはり犠牲者は弱き子供たちなのだつくづくそう思います。大人はくずや、大人は信用できひん、大人は汚い、そう思われているのではないだろうか。だから、そう思い、育った子供が大人になり、今度は高齢者に矢を放つ、いわゆるオレオレ詐欺。 私たちの愛すべき国日本で、みずから命を絶つ方が年間2万人を超えています。私たちの愛すべき国日本で、行方不明になられる方が年間8万人を超えています。人口10万人当たりの年齢層の別に見ても、10代が最も多いことは周知の事実でございます。平成の30年間で、みずから命を絶った方は約81万人を超えました。 人口減少に歯どめをかける。何をかけるのか。コップという心の底に穴があいているのに、水という帰属性、この感性を飲むことはできません。 今の私の命はどうつながってきたのか、5代さかのぼれば、62名の命を受け継いでおります。直近で父、母、祖父、祖母、曾祖父、曾祖母の3代分の名前を語れるでしょうか。このとうとい作業には、言葉ではあらわすことのできない苦労人としての帰属性を帯びるのです。これがアイデンティティーです。 一体、私たちの国、私たちのふるさとはどこに向かうのか。終わりの始まりが続いているように思えてなりません。だからこそ、日本の教育史に目を覆うのではなく、目を向けねばなりません。 「百俵の米も、食えばたちまちなくなるが、教育に当てれば、あすの一万、百万俵なる」「教育こそ人材を育て、国や町の繁栄の基礎なる」、いわゆる米百俵の精神を唱え、佐久間象山に、天下、国家、政治を学ぶなら吉田松陰、我が子を託すなら小林言わせたこの人物、小林虎三郎。雪に覆われ、苦しい時代を過ごしてきた長岡、山本五十六を生んだこの町は、その精神を受け継ぎ、衛生面から始め、あらゆる学問を学ばせ、その結果、寿命が大幅に延び、日本の近代教育の確立に貢献した学校教育のモデルがございます。 苦しかった過去を改ざん、否定しても何も生まれません。そして、それを否定し続ける革命推進団体。 やはり、和歌山市の子供たちは和歌山市で教え、育まねばなりません。 私たちが真に学ぶべき心は、近現代史にあります。これらをしっかり学ぶことができれば、ばんそうこうを張りつけたような道徳なる教育施策をしなくても、神話にまでさかのぼることができるのです。日本人の心に間違いなく直結いたします。 大変な、そして忙しい中、お弁当をつくっている親の苦労を、子が大人になったとき、その親心がわかるようになります。 フランスでは、もうすぐ、父、母記載することなく、保護者1、保護者2、こういうふうに書くようになるそうでございます。まさに革命です。日本も、それに近づいていくのでしょうか。 吉田松陰は、最後にこう記しました。「親思う心にまさる親心けのおとずれ何きくらん」。 以前、御紹介、指摘したDVD「めぐみ」は、全国3万8,000枚配布され、本市小中学校にもございます。しかし、人権問題としてしっかり学んでおりません。小学校でしっかり行われているので、うちの中学校ではやらない言っている。学ばせていないんです。 そもそも、主権を侵されているこの拉致問題。人権問題ではありません。しかし、いきなり国家の主権、安全保障など言っても、私たちの国では理解されません。だから、その入り口として人権教育に組み込み、その上で、国家は何か、主権は何か、安全保障は何かと、段階を踏んで学ばすために、多額の税金を使い、作成したこのDVD「めぐみ」。 小学校で一度見たから言って、やらない教師。その教師たちに、DVDの意味、どうして人権教育に組み込んだのかさえ指導できない教育委員会事務局。その任命権者である市長も、ふだんからよく国の動向をうかがいながら、こう言いますが、国家の問題として捉えることもできず、総合教育会議の中ですら取り上げない。 大切な和歌山市の子供たちの心は、掌握できない砂のように指の間からすり抜け、こぼれ、帰属性を学べないまま大人になっていく。どうなんだろうか。 本市小中学生約150人が不登校、120人を超える教師が足りない現状、ハローワークに募集をかけなければならない実情。家庭教育も大切、社会教育も大切。ですが、家庭では絶対に学べないこと、それは一つ一つの家庭で育った子供たちが集まる集団での他者のかかわり、自己の確立。そのためにも、過去から人間を学び、教える、そのために教師は存在しなければならないのに、犠牲者をつくっている。 ゆえに、私は、教育行政に携わる皆様に8年間、中学校歴史教科書採択を唱え続けてまいりました。これからも唱え続けてまいります。戦争を美化する教科書を選ばせようする浦平美博議員ビラをまかれても、変わることはございません。 前回の教科書採択における市民アンケートで一番よいされた歴史教科書について、一切の議論がされることなく、その意見を葬ったことは、当時の教育委員長の答弁で明らかなりました。 開示しますなどきれいごとを言っても、答えありきで採択しており、採択してしまえばこっちのもんだ思っていたこと。圧力だ勝手な理屈の上に立ち、嫌だ、しんどい、メディアにたたかれるのが嫌、教職員組合の連中からああだこうだ言われるのが嫌、波風立てないでおきたい、無難に、無難に。 やはり、市長が任命した本市教育委員会5人の大人は、結局自分たちのことを最優先する、いわゆる汚い大人なのだろうか。 そこで、問います。 元号が変わりますから、皇紀2680年、中学校教科書採択において--来年でございます、国の検定が通る歴史教科書は恐らく8社になろうか思います。その中学校歴史教科書の中に、和歌山県和歌山市から発せられる、世をあっ言わせる記述や功績などが記述されている教科書が今後出てきたならば、その教科書を最重点に置き、しっかり議論をするように採択に臨みますか、教育長、お答えください。 以上、1問いたします。(拍手) ○議長(松井紀博君) 原教育長。 〔教育長原 一起君登壇〕 ◎教育長(原一起君) おはようございます。12番浦平議員の一般質問にお答えします。 和歌山市教育行政について、中学校歴史教科書の中に、和歌山県和歌山市から発せられる、世をあっ言わせる記述や功績などが記述されている教科書が、今後出てきたならば、その教科書を最重点に置き、しっかり議論するように採択に臨むかの御質問です。 和歌山市学校教育指針では、「郷土や国を愛する心を育む」ことを学校教育の重点の一つとして挙げており、「地域の歴史や文化のよを知り、ふるさとを愛する心をもつ」子供の育成に努めるしています。 中学校歴史教科書の中の本市に関する記述については、生徒が郷土をより深く愛し、歴史に対する興味を高めることが期待できるため、採択に当たり、大切な観点の一つである考えています。 教科書の採択権者である教育委員会として、市の生徒の実態に鑑み、確かな学力を身につけ、豊かな人間性を育成するために、地域教材の有無を含め、さまざまな角度から教科書会社ごとの特色工夫について調査、審議を重ね、責任を持って採択に当たります。 以上でございます。 ○議長(松井紀博君) 12番。 〔12番浦平美博君登壇〕(拍手) ◆12番(浦平美博君) 再質問をいたします。 市長、教育長、努めるしているって、和歌山市学校教育指針で、地域の歴史や文化を知り、ふるさとを愛する心を持つ子供を育成します言わなければならないのではないですか。 すり抜けていきますね。教科書採択権者としてちゃんとできていれば、質問はいたしません。 郷土や国を愛する心を育むことを学校教育の重点の一つとして挙げている、ふるさとを愛する心を持つ子供の育成に努めている、あくまでも努力義務という解釈です。だから、子供を育成します本来ならば言わなきゃならんのです。 中学校歴史教科書の中の本市に関する記述については、生徒が郷土をより深く愛し、歴史に対する興味を高めることができるため、採択に当たり、大切な観点の一つ。あくまでも一つ、この聞き心地のよい言葉にだまされてはなりません。 学校教育の重点の一つ、採択に当たり、大切な観点の一つ。ビジュアル、読みやす、参考資料、写真、わかりやすい挿絵などなど、同じ一つで扱うこと自体、その本質をごまかし、教師は要りません、私たちが子供たちの頭脳を操ってみせます言っているの同じなわけでございます。 前回の教科用図書、中学校歴史図書採択で、和歌山市民が、こんな内容、教えられなかった、知らなかった、こんな教科書で学びたかった、そうアンケートに書いた出版会社は、間違いなく教育長が第1問で答弁した内容に合致する教科書でしたよ。 しかし、採択会議録では名前も挙がっていなかった。議論にも出てこなかった。 そもそも、簡単に絞り込みを行い、絞り込んだものについて、あたかも教科書を真剣に選んでいますアピールしている内容、教育委員会の5人は一体何を根拠に議論をしているのか、理解に苦しみます。 こう申し上げる親として、市民として、よい思うものを私たちは真剣に選んでいるのです心の声が聞こえます。 安易に絞り込んだものは、和歌山県教科用図書採択審議会の意のまま、見事なまでに。教科書出版会社からの教師の金品授受が思い出されます。いいですね、助かりました。文科省が非公開として、教育委員会も非公開したわけですから。これが、もし本市一般行政職員だったら、徹底的に処分されたでしょう。 ここまでくれば、教育委員の皆様は、治外法権の名誉職につきたいという欲の塊なのか、まさに現代に見る汚い大人なのか、保身に走る大人なのか。そんなことで、どういじめを撲滅するのか。そんな覚悟でできるはずはありません。 また、市民のアンケートは、議論をする上で無視のできないものであるにもかかわらず、全く議論はありませんでした。論外は、まさにこのことでございます。市民の声すら無視をする。 市長、採択権者は、教育委員5名の教育委員会でございます。その教育委員を任命しているのは、市長、あなたたった一人です。あなたは、民意を受けて、公で選ばれた市長です。政治不介入なんてくだらない、生きていく上で政治抜きはあり得ない、こう言う承認したのは議員じゃないのかまたまた心の声が聞こえてきます。また、心の声で聞いてしまいました。 あなたの教育委員の基準は何なのか。そもそも、あなたの教育思考は--思想違いますよ、教育思考は何なのか。現状の学校を理解していないのではないのか。ぎりぎりまで人事案件だからオープンにしていない、議論すらできないようにしているのは、市長、あなたでございます。つまり、児童生徒のことを真剣に考えていない証拠。あなたも汚い大人の一人なのか。実にくだらない。 学校教育の現実を知っていただきたい。尾花市政で、この中学校歴史教科書採択が行われたことをお忘れか。市民の声すら無視した採択をお忘れか。 そこで、問います。 教育基本法の理念及び学習指導要領の趣旨を踏まえ、市が目指す子供の姿の実現のため、教育委員会の責任において、採択を公正かつ適正に行う和歌山市は言っております。つまり、市長の意向を教育委員会が担保するということです。 今回の教育長の答弁も、前回の不公正な採択を忘れている節が見受けられます。明らかに抜け落ちていることを、落ちていないかのように見せかけているからこそ、厳しく問うているのであります。 市が目指す子供の姿の実現のため、教育委員会の責任において、その姿勢を貫けていない教育委員会があるならば、あなたはそれをどう評価し、改善させますか、市長、お答えください。再質問いたします。(拍手) ○議長(松井紀博君) 尾花市長。 〔市長尾花正啓君登壇〕
    ◎市長(尾花正啓君) 12番浦平議員の再質問にお答えします。 市長の政治姿勢について、市が目指す子供の姿の実現のため、教育委員会の責任において教科書採択を公正かつ適正に行うという姿勢を貫けていない教育委員会があるならば、どう評価し、改善させるのかの御質問でございます。 教科書は、学校における子供の学習用として供されるものであり、本市が育てたい願う子供像を実現するために重要な役割を果たすものです。そのため、教育委員会は、教科書の採択権者として、教育基本法及び学習指導要領に示された内容を踏まえ、責任を持って採択せねばならない考えています。 教科書採択が公正かつ適正に行われていない判断した場合には、改善に向け、必要な手だてを講じてまいります。 以上でございます。 ○議長(松井紀博君) 12番。 〔12番浦平美博君登壇〕(拍手) ◆12番(浦平美博君) いよいよ最後の登壇なります。 答弁、私の心には届きません。言葉遊びが好きなのか、私の性格がゆがんでしまっているのか。 今回の通告は、市長の政治姿勢について、教育行政についてさせていただいておりますが、その行間は、目覚めてほしい、本気で考えてほしい、これでございます。 市長の政治に合致するのが教育行政です。地教行法においては、過去にただしていますので省きますが、総合教育会議は平成27年から30年までで、たったの6回しか行っておりません。この総合教育会議は、皆さん御存じのように、市長が招集するわけです。平成27年、28年、29年、30年、この間に市長が招集したのはたった6回です。前回、僕が指摘をして、そのときに3回やっています。ですから、平成27年に3回です。平成28年、29年、30年、年1回ということです。 しかも、その中身は、市長の子供たちに対する思いや、その思いを反映させる施策はありません。全くぶれています。 今回の市長の施政方針を見れば、教育に力を入れないあなたの思考がすすけて見えます。 国の情勢において、生産年齢人口は451万人減少しているが、女性や高齢者の就労促進で就業者251万人増加、だから好循環になりつつある。 政府目標達成の兆し、4,000万人の訪日外国人は平成のその先を明るく照らしている。一体何を照らしているんですか。 一方では、人口減少に歯どめがかかっていない、依然として将来の人口減少高齢化は深刻である、だから人づくり革命の推進だ。革命って、一体何という御発言か。どれだけの子供たちが命を奪われてきたのか、どれだけ働き盛りの大人がみずから命を絶ってきたのか。 冒頭申し上げた。平成だけで80万人以上が減っているんです。子供たちがいきいき育つまち、未来へつなぐ子育て支援、未来をつかむ力を育む教育に書かれている内容を、もう一度、子供たちの取り巻き目線ではなく、子供を軸に、子供としてその軸に考えていただければ、薄っぺらな、どこにみずから未来を切り開いていく力を養う骨格なんて、どこにも書いておりません。 平成30年の全学テは、依然全国平均より低いから、学び合いの授業づくりの研究を推進、教員の実践的指導力を向上させるとともに、放課後の補充学習やICT活用でわかりやすい授業展開で学力の向上を図る。 そもそも、授業というのは、教師から生徒へ、生徒から教師へ--生徒から学ぶことあるんですよ、教師って。そして、その基礎から生まれる生徒から生徒へ--生徒同士ということですね、こういうことが教えの中でできることを学び合いというんです。だから、研究を推進している時点で、授業が成立していないということです。 和歌山市内における地元の小学校、中学校、和歌山市内に点在している50校を超えるこの小学校、15校、この中学校、授業成立していないんですよ。なぜ、それが理解できないのか。どれだけ幼い命が大人の手によって奪われているのか。 2期8年間、550件を超える私に寄せられた教育相談は、そんなのんきなことを言っていられない現実を突きつけられました。だから、地教行法や総合教育会議の大切を訴えてきたのでございます。 平成30年度の総合教育会議は1回の開催のみ、その内容は、先ほど指摘いたしました施政方針内容の確認。 2年前、あなたは私の質問にこう答えました。 総合教育会議は、「市長教育委員会が十分な意思疎通を図り、地域の教育の課題やあるべき姿を共有して、より一層民意を反映した教育行政の推進を図ることを目的しております」。どこがですか。もう一度、私の2年前の質問みずからの答弁をお読みになってはいかがでしょうか。 いつも言いますが、教育委員会事務局は毎日11時、12時まで本庁で仕事してますよ。市長、あなたはその時間、何してますか。あなたにとっての働き方改革は何ですか。 2年前、私はあなたに、「市長の学校教育の関心の低は、間違いなく子供たちを死に追いやってしまう可能性があります」よ、そう述べました。どうですか。救ってやれなかった命はありませんでしたか。どうして未来の大人に関心を持たないのか。 2年前、私はあなたに、会合や懇親会費用を公費負担にすべし質問をしました。それに対して、「今後、公費で公務が行えるよう指示してまいります」答弁しました。この議場で、うその答弁をしてはいけません。全く、なされていません。 どうして、あなたの指示のもと、懸命に働く市職員に関心を持たないのか。市職員は、たった一人のあなたを守ろうします。それは市民の代表だからです。ならば、市長、あなたは一人で市民に仕える市職員を守ってあげるべきです。 こんなことを言うどうして対策していなかったんだ怒るでしょうが、職員には矢を向けないでいただきたい。 あなたが2年間の間に、市職員に対して大切な気づきがなかっただけです。学校教育における根幹は、大切な気づきです。「人は城、人は石垣、人は堀、情けは味方、仇は敵なり」、まさにこのとおりなのです。 帰属性の確立、そしてその自分探しの足元にある職員、強くなければ優しくできません。美しくなければその意味を持ちませんということを示されてはいかがでしょうか。 財政調整基金は、平成21年度までに落ち込みました。あればよいは言いません。しかし、特別土地保有税が入ってなおこの額になってしまったするならば、どうしたことか。 前市政は、不祥事が続いた後で誕生。財政の健全化を求め、市長としてやらないことをする決断をしたんだ僕はそう思っています。政治家として、何かをしたい思うのはがであり、それをやらないというのはしんどいだろう思いますし、それについていかなければならなかった職員もしんどかった思いますよ。 私が言いたいのは、いつの時代も、そのしかばねの上を歩き、今を生かせていただいているということです。だからこそ、大切にしなければならない心がございます。行政における手柄は職員、ミスは市長です。人を信じ、人を大切にしましょうよ。そんな市長を望みます。 私は、平成の時代とともに、今議会をもって和歌山市議会を去ります。るる述べた学校教育のあり方、人は人でしか救えないということ、そう思えるようになったのは、自分が苦しんだとき、裏切られ、助けられ、そしてまた、それが人でありました。その恩返しをしなければなりません。 よって、和歌山市教育行政の足かせなっている教職員人事権を和歌山市に移管できるように、和歌山市のプライドを県政へ、私は和歌山県議会選挙に臨もう考えています。約3万人の未来の大人のため、全てふるさと、祖国のため、愚直なまでにこの命を捧げたい、こう思っております。 市長、私は、あなたのことを嫌いで言っているのではありません。辛辣な発言をいたしましたが、どうぞその行間を読み取っていただきたい。 教育公務員上がりでない教育長、あなたは和歌山市の学校教育のかなめであり、あなたでなければ現状の本市学校教育を改善することはできません。 私は、これからも本気で頑張る教師をサポートしてまいります。 「凡そ士たる者 何程困窮す云へども遂に士の覚悟を失はず 又顕達する云へども 富貴に淫して平生の志を亡失することなく 治を致し民を沢す 民の素望に協なり」、この思いをこれからも持ち続け、和歌山市のために、そして和歌山市議会にこの魂を少しだけ置き、この命をかけて行ってまいります。 8年という短い間でしたが、議長、副議長を初めする議員の皆様、教師時代からお世話になってきた遠藤富士雄先生、まことにありがとうございました。市長を初めする2,897名の職員の皆様、ありがとうございました。御支援賜りました市民の皆様、まことにありがとうございました。 父母、弟夫婦、最後に妻子に感謝をいたしまして、私の最後の一般質問を終えます。本当に御迷惑をおかけいたしました。ありがとうございました。(拍手) ○議長(松井紀博君) 次に、南畑幸代君。--27番。 〔27番南畑幸代君登壇〕(拍手) ◆27番(南畑幸代君) 議長のお許しをいただきましたので、一般質問をさせていただきます。 まず、水道の民営化の問題です。 この質問は、さきの代表質問の中で同僚議員が取り上げた問題でございますので、重なるところもある思いますけれども、どうぞよろしくお願いいたします。 2013年4月、当時麻生太郎副総理は、アメリカ・ワシントンにあるシンクタンク、戦略国際問題研究所の席で、日本の水道を全て民営化します発言しました。国際交渉の場でも何でもない、他国の民間シンクタンク主催のイベントで、副総理がこんな重大なことを発言いたしました。 また、その2日前、公共インフラの運営権を民間企業に売却しましょう日本政府に提案していたもう一人のキーパーソンが、竹中平蔵民間議員です。 竹中平蔵氏や麻生太郎副総理の主導で、法改正がどんどん進められています。こういった今の内容は、先日、先輩議員からお借りしていた本の中に、これは堤未果さんの著作「日本が売られる」という本なんですけれども、ここに掲載されています。 昨年の2018年12月の臨時国会で、参議院の本会議では、この地方自治体の水道事業の広域化や運営権の民間企業への売却--コンセッションというんですけれども、これを推進する水道法改正案が自、公、維新などの賛成多数で可決されました。そして、衆議院に送られ、その衆議院では、厚生労働委員会で質疑省略を、これまた自、公、維新などの賛成多数で可決し、採決を強行、可決されました。 水道法の一部改正は、「人口減少に伴う水の需要の減少、水道施設の老朽化、深刻化する人材不足等の水道の直面する課題に対応し、水道の基盤の強化を図るため、所要の措置を講ずる。」し、これまで「水道を計画的に整備し、及び水道事業を保護育成する」という法の目的を「水道の基盤を強化すること」に変更いたしました。 この改正により、2つの柱を中心に、水道事業の基盤を強化し、問題解決を行うしています。 1つ目は、官民連携を推進するため、地方自治体が水道事業者としての位置づけを維持したまま、水道施設に関する公共施設等運営権--コンセッションを民間事業者に設定できる仕組みをつくり、コンセッション導入を促進すること、2つ目は、国が水道事業体の基盤強化のための基本方針を定め、都道府県が関係市町村の同意を得て、強化計画を策定し、広域化によるスケールメリットでこの危機を乗り越えるしています。 これまでは、地方公共団体が認可を返上しなければ民間事業者は認可されず、高いハードルなっていましたが、法改定により、コンセッション方式の導入が容易になりました。 既に、2015年からコンセッション導入方式による官民連携推進の交付金制度も導入されており、水道事業は2018年度までの3年間の集中強化期間を設けていますけれども、現在、目標6件に対してゼロという状態なっています。 水道は、住民福祉の増進を図る基盤なる事業であり、自治体が営々担ってきました。利潤追求が前提の民営化や広域化が進めば、水道事業が自治体や住民から遠い存在なり、公共の福祉の増進という本来の目的を果たせなくなっていくのではないか思われます。 代表質問の中では、水道事業の経営状況についても述べられました。 水道料金収入は、年間約1億円の減少なっていることや、平成29年度の決算で企業債残高が約469億円にも上ること、水道管の耐震化、また、平成38年度の完成予定の加納浄水場の施設の更新などについて、課題は山積みしていますが、だからといって、市民の命生活に欠かせない水道事業を民営化することは、私はなじまない思います。 市長は、代表質問の答弁で、市民への安全で安定した水の供給は市の責務考えている、今後もその責務を果たすため、現状変わることなく、市が主体性を持って水道事業に取り組んでまいる決意です答弁されました。 水道施設の運営権を民間に渡すことについて、現状変わりなくということですから、コンセッション方式の導入はしないということだ思います。 しかし、このコンセッション方式は、国を挙げて推進されています。総務省は、水道事業などの地方公営事業について、事業廃止、民営化、広域化等及び民間活用といった抜本的な改革の検討を求めています。 和歌山市は、水道法の一部改正案の成立前の昨年、コンセッション導入の可能性を調査する上下水道一体の事業診断による経営の効率化促進事業に応募し--全額国の補助でございますが、これを実施いたしました。 これらの動きが、和歌山市も水道を民営化するのではないか住民に不安を与えています。このことから、共産党市議団としても学習会を開催し、講師の方から、コンセッション方式を進めよう首長が提案されたが、議会が否決をしたり廃案したり、また、世界の中で、フランスなどで民営化されたが、多額の違約金を払ってでも再公営化の流れが起きていること、住民参加の取り組みなどが紹介されました。 いろいろな新聞記事や全国の自治体の取り組み状況などを読み、命の水を商品として大企業のもうけの対象にすること、これはあってはならないことだ思います。 そこで、お聞きをいたします。 1、企業局が実施している民間資金等活用事業調査補助事業の調査結果はいつ明らかになるのか。 2、調査結果を国に報告することになる思うが、国からコンセッション導入の考えを求められるのではないでしょうか。 次に、メガソーラー建設についてです。 和泉山脈でメガソーラー計画、これ、今は事前の申請なっておりますけれども、こういったことが明らかになって3年ほどになります。昨年の後半、急に幾つもの事前申請が提出されました。 再生可能エネルギーの推進は、国策で進められてまいりましたが、法整備が追いつかず、全国で事業者住民の亀裂を生んでいます。また、事業者の思惑から、未稼働の状態のままなっている場合も多く存在しています。 2018年12月5日、資源エネルギー庁は、既認定案件による国民負担の抑制に向けた対応をホームページで知らせています。 2012年から2014年度の認定の事業用太陽光発電で、運転開始されていないものを対象に、「高い調達価格の権利を保持したまま運転を開始しない案件が大量に滞留することにより」課題が生じているとして、総論②で、「2017年4月に施行された改正FIT法においては、接続契約の締結に必要なる工事費負担金の支払いをした事業者であれば、着実に事業化を行うことが見込まれるの前提の下」、(1)原則として2017年3月末までに接続契約を締結できていない案件を失効。(2)2016年8月1日以降に接続契約を締結した案件には『認定から3年』の運転開始期限を設定し、期限超過分だけ調達期間--これ大体20年ですけれども--を短縮している。 このような背景の中で、事業者は運転開始を急ぐということが今後も予想されます。 そこで、お聞きをいたします。 1、現在、市の把握しているメガソーラー計画の事前申請の状況規模はどのようなものか。市条例の対象ならない申請も含め、どうなっているのか。 2、事前協議の段階の計画について、今後、県市の条例の進み方はどうなるのか。 以上をお聞きいたしまして、第1問させていただきます。(拍手) 〔議長退席、副議長着席〕 ○副議長(芝本和己君) 白井企業局長。 〔企業局長白井光典君登壇〕 ◎企業局長(白井光典君) 27番南畑議員の一般質問にお答えします。 水道民営化について、民間資金等活用事業調査補助事業の調査結果はいつ明らかになるのか。国へ報告することになる思うが、国からコンセッション導入の考え方を求められるのではないかの御質問です。 初めに、民間資金等活用事業調査補助事業の調査結果の公表は、平成31年3月末の事業完了後になります。 次に、この事業の募集要項では、経営診断、業務改善の検討及び官民連携手法の導入可能性調査に要する調査委託に対し、助成することされていることから、国からコンセッション導入を求められることはありません。 以上でございます。 ○副議長(芝本和己君) 和田市民環境局長。 〔市民環境局長和田年晃君登壇〕 ◎市民環境局長(和田年晃君) 27番南畑議員の一般質問にお答えします。 メガソーラー建設について2点ございます。 まず1点目、現在、市の把握しているメガソーラー計画の事前申請の状況規模はどのようなものか。市条例の対象ならない申請も含め、どうなっているのかの御質問です。 現在、事業者が和歌山県太陽光発電事業の実施に関する条例第4条に基づく協議申出書の届け出を提出している事業が4事業あります。 そのうち、和歌山市環境大規模な太陽光発電設備設置事業の調和に関する条例に該当する事業は2事業で、いずれも同条例第8条に基づく事前協議書の届け出が提出されています。 それぞれの規模につきましては、善明寺地域に計画されている事業が、事業計画区域面積65.939ヘクタール、設備設置面積32.7522ヘクタール、発電出力38.5メガワット、梅原地域に計画されている事業が、事業計画区域面積1.932ヘクタール、設備設置面積1.108ヘクタール、発電出力1.63メガワット、六十谷地域に計画されている事業が、事業計画区域面積72.4907ヘクタール、設備設置面積42ヘクタール、発電出力48メガワット、木ノ本地域に計画されている事業が、事業計画区域面積24.9584ヘクタール、設備設置面積10.6ヘクタール、発電出力9.52メガワットなっています。 次に、2点目、事前協議の段階の計画について、今後、県市の条例の進み方はどうなるのかの御質問です。 市条例につきましては、まず、和歌山市環境大規模な太陽光発電設備設置事業の調和に関する条例第9条に基づき、事業者が市協議を行うことになります。協議が終了した認めたときは、同条例施行規則第3条に基づく事前協議終了通知書を事業者に通知します。その後、事業者が同条例施行規則第4条第2項に基づき、事業計画の案の説明会を開催し、住民の意見を聞き、住民十分な協議を行った後、同条例第11条に基づく事業計画の許可申請を提出することなります。 県条例につきましては、和歌山県太陽光発電事業の実施に関する条例第4条に基づく太陽光発電事業計画の案の協議終了後、事業者が同条例第5条に基づく説明会を開催し、同条例第6条に基づく事業計画書の公表をした後、同条例第7条に基づく事業計画の認定申請を行うことなります。 以上でございます。 ○副議長(芝本和己君) 27番。 〔27番南畑幸代君登壇〕(拍手) ◆27番(南畑幸代君) それでは、第2問をさせていただきます。 水道の問題です。 民間資金等活用事業調査補助事業の要項では、調査委託に対し、助成することされていることから、コンセッションの導入を求められることはないという御答弁をいただきました。 しかし、調査結果によっては、いつか水道が民営化されるのではないかの不安が拭い切れません。求められることはないしながら、誘導されていくのではないか、レールに乗らざるを得ない状況に追い込まれるのではないか懸念されます。 コンセッションは、国を挙げて推進しており、3年間の目標はゼロという状態です。水道を営利事業にし、産業化を進めるのではなく、公共部門の人員体制を維持、充実し、蓄積された知識、経験を継承、発展させていくことこそ必要です。 民間事業に委ねれば、採算性を理由に、事業の縮小、廃止や質の低下、利用料金の上昇等がもたらされる危険があります。 代表質問で市長からも答弁がありましたが、再度、私のほうから水道事業を運営されている公営企業管理者にお伺いいたします。 企業局として、水道の民営化はすべきでない考えるがどうか。 次に、メガソーラーの問題です。 条例の対象が2つ、県の条例の対象が2つということで、合計4つあるということでした。昨年の12月議会が終わってから、また、新たに1つ提出されたということで、その計画が含まれています。 条例の進み方についてですけれども、第9条、これは事前協議等ということになっておりますので、その条例に基づいて、事業者が市協議を行うことになる。協議が終了した認めたときは、施行規則第3条で、これは区域図面や土地利用計画図面、排水計画平面図などについて協議を行ういうことになります。その協議が終了認められる事業計画案の説明、これから説明会などが開催されていくということです。 住民にとって、この説明会は非常に大事なものです。質問、意見を提出する場ということですから、非常に貴重なものだ思います。 条例施行後、初めての事前協議が進んでいく中での説明会なるわけですが、住民が十分納得できる説明会なるように思います。 そして、事業者は、住民十分な協議を行った後、同条例第11条に基づき、事業計画の許可申請を市長に提出をする、ここで市長が許可、不許可の判断をするという、こういう流れになるということです。 県条例の進み方では、事業計画案の事業者の協議終了後、事業者は住民説明会を開催し、事業計画を公表、認定申請を行うの答弁でした。 ここで、県条例の対象規模について述べます市条例は25ヘクタール以上です。県は50キロワット以上なっております。この50キロワットということですけれども、県の担当課に、この50キロワットというのは大体どれぐらいの面積になるんですかというふうにお聞きをいたします地形によって変わったり、パネルの性能にもよるので、およそ500平方メートルから1,000平方メートルというお話がありました。 市の条例の対象外規模で、県条例の対象規模、500平方メートル以上ということでは、かなり面積に差がある。小規模の計画も対象しているということになる思いますが、申請がふえるのではないか思われることから、県の条例の中で、住民の意見だけでなく、市の意見としてもかかわることが重要だ思います。 また、説明会についてですが、住民に十分知らされることが大事だ思います。 そこで、お聞きをいたします。 1、県条例対象の計画についても、市がかかわれる部分がある思うがどうか。 2、市条例では、事業者はどのような手続により説明会を開催するのか。 以上をお聞きいたしまして、第2問いたします。(拍手) ○副議長(芝本和己君) 富松公営企業管理者。 〔公営企業管理者富松 淳君登壇〕 ◎公営企業管理者(富松淳君) 27番南畑議員の再質問にお答えいたします。 水道民営化について、企業局として水道の民営化はすべきではない考えるがどうかの御質問でございます。 水道法の第1条、目的、第2条、責務には、市民への「清浄にして豊富低廉な水の供給」「健康を守るために欠くことのできないもの」明記されており、このことは水道事業の運営に欠かすことのできないもの考えております。 今後も、市民への安心・安全で安定した水の供給は企業局の使命考え、現状変わることなく、主体性を持って水道事業に取り組んでまいります。 以上でございます。 ○副議長(芝本和己君) 和田市民環境局長。 〔市民環境局長和田年晃君登壇〕 ◎市民環境局長(和田年晃君) 27番南畑議員の再質問にお答えします。 メガソーラー建設について2点ございます。 まず1点目、県条例対象の計画についても、市がかかわれる部分がある思うがどうかの御質問です。 和歌山県太陽光発電事業の実施に関する条例では、同条例第4条の「太陽光発電事業実施予定者は、太陽光発電事業計画の案を作成しようするときは、あらかじめ、知事及び関係市町村の長協議をしなければならない。」の規定に基づき、市協議を行うことなります。現在、申請中の4事業全て、同条例第4条の手続を行っています。 また、事業者から県へ、同条例第7条に基づく認定申請が提出された後、同条例第9条で、知事は、「関係市町村の長の自然環境、生活環境、景観等環境の保全上及び災害の発生の防止上の見地からの意見を聴かなければならない。」規定されていることから、本市の意見を述べることになります。 次に、市条例では、事業者はどのような手続により説明会を開催するのかの御質問です。 事業者は、和歌山市環境大規模な太陽光発電設備設置事業の調和に関する条例施行規則第4条第1項に基づき、説明会実施計画書を市長に提出します。その後、事業者は、同条例施行規則第4条第2項に基づき、事業計画の案の広告、縦覧を30日間行い、説明会を開催することになります。 以上でございます。 ○副議長(芝本和己君) 27番。 〔27番南畑幸代君登壇〕(拍手) ◆27番(南畑幸代君) それでは、第3問をさせていただきます。 企業局としても、水道法の目的、責務に明記されている内容は、水道事業の運営に欠かすことができないもの考え、今後も市民の安心・安全で安定した供給は企業局の使命考え、現状変わることなく、主体性を持って水道事業に取り組んでまいりますの答弁でした。 ぜひ、答弁どおり、コンセッション方式ではなく、今後も引き続き、現状変わることのない方針を持ち続けていただくことをお願いいたします。 次に、メガソーラーの問題ですけれども、まだ、市に事前申請が出ていない計画がありまして、既に環境影響調査が進められている直川、府中のほうに、当初は132ヘクタールという大きな計画があります。これは、まだ申請が出ていないということですけれども、計画は既に方法書などで審査会が行われたりしていますから、恐らくは計画に向かって、今後、取り組んでいくであろうというふうに思います。 そうします六十谷の千手川の両岸に非常に大きなメガソーラーが並ぶ、それから善明寺地域あるいは梅原、木ノ本というふうに並んでいくわけです。 こういった、FIT法というのができて、既に小さい、稼働している太陽光発電施設が2つあります。楠見中学校のすぐ横です。これは0.7ヘクタール。それから直川地域に1つ、千手川の直川寄りいいますか、府中寄りに1つ既にあります。こういうふうに並んでいくという状況があるわけですけれども、審査は一つ一つということになっていきます。 しかし、これまで私が質問をしてきましたけれども、この和泉山脈の中に計画が集中しているという状況があります。 しかし、ここでは、例えば、渡り鳥のメーンルートになっているとか、この和泉山脈の値打ちについて、修験道の方や山岳愛好家の方々が長年利用し、また、管理をするいいますか、整備をされてきた、そういうところであります。現在、山に登ったりされている方などは、もういたたまれない状況ではないのかな、そんな気持ちになっているのではないかなというふうに思います。 再生可能エネルギーの増進というのが進められていますけれども、それが自然破壊や土砂災害の危険を伴う計画であれば、これはもう本末転倒ではないでしょうか。 和泉山脈は、和歌山の景観の骨格をなす価値のあるものだこれまでも答弁いただいております。市として、和泉山脈の保全土砂災害の危険性があるメガソーラー計画は、私は許可すべきではない思います。このことを申し上げたい思います。それを申し上げまして、私の一般質問を終わります。ありがとうございました。(拍手) ○副議長(芝本和己君) しばらく休憩します。          午前11時25分休憩   ---------------          午後1時10分再開 ○副議長(芝本和己君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。 日程第4の議事を継続し、質問を許します。 山本宏一君。--36番。 〔36番山本宏一君登壇〕(拍手) ◆36番(山本宏一君) 至政クラブ、山本宏一です。 平成最後の一般質問になるか、私の最後の一般質問になるか、微妙な時期でございますけども、議長のお許しをいただきましたので、おおむね通告に従いまして一般質問をさせていただきます。 第1問目、SFTS対策動物愛護についてですが、まず初めに、SFTS、この対策について伺います。 SFTSは聞きなれない単語ですけども、発音がちょっとややこしいんですが、片仮名表記で読みます。シヴィア・フィーバー・ウイズ・ソロンボサイトピニア・シンドロームの略でして、日本語では重症熱性血小板減少症候群というウイルスにより罹患する新しい病気です。8年前、中国で発見されてます。このウイルスは、マダニが媒介することがわかっています。ダニ媒介感染症の一つです。 昨年12月26日現在で、全国で396例が報告され、そのうち65名の方が亡くなっています。死亡率は1割8分ぐらいですか、2割近い。もちろん、和歌山も例外ではありません。65名の内訳が、実に62名、95%以上が60歳以上の高齢者です。いいますのも、理由がありまして、このSFTSには、有効な治療方法もなければ、薬もありません。結果、治療は対症療法に限られ、罹患者の免疫力に頼らざるを得ないからです。 このSFTSを媒介するマダニは、草むらや山林に、その辺に幾らでもいてるんですが、危険なのはマダニを多く抱えてるアライグマです。アライグマは雑食で、鳥やリスを餌にするだけではなくて、生活圏が重なる猫もその対象です。よく、ですから子猫も大きくなった猫もアライグマに食われます。結果、アライグマからマダニをうつされた猫に人間が餌やり等で接触し、罹患します。イノシシもマダニの宿主ですけど、イノシシは猫のように人直接接触することは少ないので、SFTS対策としては、まずアライグマの危険性を除去すべき考えます。 まず、第1問目では、本市のSFTSの報告状況予防対策をお聞かせください。また、農作物被害を多くもたらしているだけでなく、SFTSウイルスをも持つマダニの宿主であるアライグマの対策もお聞かせください。 2つ目の質問です。 本市のまちづくりについて伺います。 平成7年の合併特例法に始まった政府主導の平成の大合併は、当時3,232あった市町村が、現在では1,718まで減少しました。自治体の広域化によって行財政基盤を強化し、地方分権を推進する目的であったわけですが、合併のピークを迎えた平成18年、都市計画法、中心市街地活性化法が改正され、まちづくりは広域化から一転、行政の効率化のため、コンパクトシティへかじを切って今日に至っています。すなわち、広げ過ぎた風呂敷を、域内で幾つかの小さなハンカチに小分けにしようしているように見えます。方法は、立地適正化計画や地域公共交通網形成計画によってです。 そこで、我が町のまちづくりです。 素朴な疑問です。和歌山市は合併していません。大風呂敷を広げていないのです。もともとコンパクトな町です。合併がコンパクトシティ構想の前提ではない和歌山市にとってのコンパクトシティはどのようなものなのか、なかなか想像できません。 3月10日に供用開始する南スマートインターチェンジや南港山東線は、防災や経済活動にとって絶対これは必要なインフラですが、一方で、地域公共交通機関である電車や路線バスの顧客を奪ってしまいます。優良農地を次から次へ埋めていって、郊外からドア・ツー・ドアの便利な自家用車の利用を促進してしまうのです。 結果、赤字なった公共交通機関を税金でカバー、赤字そのものを補助、補填したり、デマンドバスを走らせたり、方法は異なりますが、税金でカバーするのは同じです。行政効率を高める効果があるは、とても思えません。 立地適正化計画のイラストには、議員の皆さん方も何度か見はった思うんですけど、イラストには、駅は描かれてますけど、その横を走ってる20メートルの高規格道路の絵は描かれていません。 現在の本市のまちづくりは、二律背反行為を同時進行させているように思えてなりません。尾花市長も、そのことに既にお気づきなのか、過日の市長の施政方針にはコンパクトシティという単語は最後まで出てきませんでした。きのうの浜田議員の一般質問でも、軸の問題、時間的なタイムラグはあるんですけども、ちょっと違うなという違和感を、きのう、お聞きしてて感じました。 第1種優良農地を潰して残った使い勝手の悪い農地は、建物一つ建てられません--片道2車線の道路に面していながらです。後継者のいない農家に、さらに農業はやめなさい言わんばかりです。 もちろん、国も全国一律のコンパクトシティを求めているはずはありません。ならばです。ならば、和歌山市のコンパクトシティはいかなるものか、次の4つの点についてお答えください。 1つ目は、コンパクトシティ化により、行政運営やインフラの効率化につながるのか。 2つ目は、和歌山市の置かれている状況や環境は、当然に他都市は異なるもの思いますけど、目指すコンパクトシティ像はどのようなものか。 3つ目、コンパクトシティの形成や公共交通の維持活性化を図る上で、道路整備や開発許可制度における具体的な対応は考えられないのか。 4つ目、最後です。コンパクトシティの形成や公共交通の維持活性化を図る上で、特に二律背反する施策もあるが、町の将来像はどうあるべきか、また、どう取り組むべきかをどのようにお考えになっているか、お考えをお聞かせください。 以上で第1問します。動物愛護については、後ほど伺います。(拍手) ○副議長(芝本和己君) 佐伯健康局長。 〔健康局長佐伯正季君登壇〕 ◎健康局長(佐伯正季君) 36番山本宏一議員の一般質問にお答えします。 SFTS対策動物愛護について、和歌山市の重症熱性血小板減少症候群--SFTSの報告状況予防対策はどうかの御質問です。 重症熱性血小板減少症候群--SFTSは、平成23年に始めて特定された新しいウイルス、SFTSウイルスを保有するマダニに刺されることによって引き起こされる感染症です。 和歌山市においては、平成27年、平成29年にそれぞれ1件、平成30年に2件、計4件の届け出があります。疫学調査の結果、感染推定地域は全て市外の地域で、市内での報告はありませんでした。 症状としては、SFTSウイルスを保有したマダニに刺され感染した場合、6日から2週間程度で発熱、消化器症状などがあらわれ、時に頭痛、筋肉痛、出血症状や神経症状である意識障害やけいれん、昏睡などさまざまな症状を引き起こして重症化し、死亡することもあります。 マダニの生息地としましては、民家の裏山や裏庭、畑、あぜ道などで、木の葉や草むらの土の表面に生息しています。予防するためのワクチン等はないため、マダニに刺されないようにするのが最善の予防法です。 市民への予防啓発としましては、市報わかやまや和歌山市のホームページに掲載し、市が開催する健康応援フェアにて市民に直接啓発も行っています。 関係機関への注意喚起としましては、和歌山市感染症対策協力医療機関に対し、SFTS等の情報発信を行い、また、各保健センターに予防啓発ポスターやリーフレットを配布するなど、市民に情報が届くよう取り組んでいるところです。 今後も、機会があるごとに市民に幅広く予防啓発を行ってまいります。 以上でございます。 〔副議長退席、議長着席〕 ○議長(松井紀博君) 有馬産業交流局長。 〔産業交流局長有馬専至君登壇〕 ◎産業交流局長有馬専至君) 36番山本宏一議員の一般質問にお答えします。 SFTS対策動物愛護について、農作物被害を多くもたらしているだけでなく、SFTSウイルスを持つマダニの宿主であるアライグマの対策はどうしているのかの御質問です。 アライグマは、本市において、平成12年に初めて目撃されて以降、スイカ、ブドウ、イチジクなどの食害による農作物被害や、家屋に営巣するなどの生活環境被害をもたらしています。 このため、和歌山市鳥獣被害防止計画に基づき、箱わなを用いて、毎年約200頭を捕獲しています。捕獲については、市民から提供された被害情報に基づき、箱わなの設置場所を決め、効果的な捕獲に努めています。 今後も、なお一層の捕獲体制の充実を図り、アライグマの総個体数を抑えるよう取り組んでまいります。 以上でございます。 ○議長(松井紀博君) 鈴木都市建設局長。 〔都市建設局長鈴木 豪君登壇〕 ◎都市建設局長(鈴木豪君) 36番山本宏一議員の一般質問にお答えします。 本市のまちづくりについて4点いただいてございます。 まず1つ目、コンパクトシティ化により、行政運営やインフラの効率化につながるのかの御質問です。 計画的な市街地整備がなされたコンパクトシティまばらに開発された都市を比較すれば、同じ人口や経済活動を収容するにもコンパクトシティのほうが効率的です。 コンパクトという言葉に、既存インフラ等の撤退の印象を持つ方も多いかもしれませんが、拡大からの転換はできても縮小方向に即座に影響を及ぼすのは困難で、長い年月を要します。 平成26年の土地再生特別措置法の改正以降、コンパクトシティ施策が当面目指すところは、人口に代表される密度の維持向上にあります。商圏人口により店舗が支えられ、店舗が周辺の暮らしを支えるように、医療や福祉、公共交通等も周辺密度の相互関係により持続的な運営が可能になりますので、地域ごとの密度を維持向上することで、効率的で持続的な都市経営につながるもの認識しております。 次に、2点目、和歌山市の置かれている状況や環境は、当然に他都市異なるものだ思うが、目指すコンパクトシティ像はどのようなものかの御質問です。 立地適正化計画を含め都市計画マスタープランでは、持続可能なまちの姿として、本市の特性に合わせた多極型のコンパクトシティ像を目指しています。 本市は、市街化調整区域を持つ県内唯一の都市である一方で、実態としては、周辺市町を含めて一つの都市圏を形成しており、市内のみならず圏域の状況等を考慮する必要があります。そのため、調整区域であっても、集落や活力を維持向上させる一定程度の開発は認めざるを得ない認識しております。 そういった観点を踏まえ、本市の目指す多極型のコンパクトシティは、市街化区域のみならず調整区域も含めて、駅や公共施設等の周辺に地域の拠点なるエリアを設定し、居住や都市機能を誘導し、密度を高め、歩いて暮らせる町、さらに一歩進めれば、歩いて楽しい町を形成していくこと、それらが交通ネットワークによりつながることにより、実現していくことしています。 3点目でございます。コンパクトシティの形成や公共交通の維持活性化を図る上で、道路整備や開発許可制度における具体的な対応は考えられないかの御質問です。 幹線街路の整備が一定程度進捗してきた一方で、いまだ課題も多く残っています。そのため、具体的には、駅前広場や駐輪場、アクセス道路の整備、バリアフリー化といった公共交通利用環境の改善、狭隘道路の拡幅整備や開発許可制度を活用した市街地環境の改善、まちなかの再構築や調整区域における開発誘導等による拠点の形成などを進めています。 人口減少が進む中でも、自動運転やAI、スマートシティ、LRT・新交通システムのような社会変革の到来を見据えれば、なお一層、都市基盤の維持向上が求められ、ハード、ソフトを駆使した対応が必要なるもの思います。 町の姿を一朝一夕に変えることは容易ではありませんが、市長初め職員、そして議会の皆様知恵を絞り、議論を深め、民間事業者や地域の皆様とも協力して、小さな事業や事務でも一歩ずつまちづくりに取り組んでいくことこそが重要だ考えています。 最後に4点目です。コンパクトシティの形成や公共交通の維持活性化を図る上で、時に二律背反する施策もあるが、町の将来像はどうあるべきか。また、どう取り組むべきかの御質問です。 コンパクト・プラス・ネットワークの考え方を具現化していく基本的な方針としては、立地適正化計画地域公共交通網形成計画が両輪なります。 具体的には、立地適正化計画及び都市計画マスタープランで定めた拠点それらをつなぐ基幹的公共交通軸を土台として、地域公共交通網形成計画及び都市・地域総合交通戦略において、公共交通に加え、自動車や歩行者、自転車も含めた総合的な交通体系の方針を定めるものです。その中でも、特に基幹的公共交通軸の活性化や軸・拠点へのアクセス向上等については、都市計画や建設事業の関連が深いことから、町の将来像整合を図りながら取り組む必要があります。 事業を進める中で、時に二律背反する状況に直面することもありますが、どちらかが立ちどまるということではなくて、さきに挙げたような上位計画のもと、関係部局や施策が協力し、時に切磋琢磨していくことが重要だ考えております。 以上でございます。 ○議長(松井紀博君) 36番。 〔36番山本宏一君登壇〕(拍手) ◆36番(山本宏一君) 御答弁いただきましたので、再質問させていただきます。 SFTS対策としては、市民に正確な知識をもって注意を促す、できるだけ頻繁にいうか、丁寧に注意を促す。亡くなられた方々が高齢者であることを考えますホームページや1度や2度の市報わかやま掲載では不十分に過ぎます。事あるごとにというお返事でしたので、テレビやラジオ、映像や音を用いた方法も、さらにふやしていっていただきたい思います。被害者がこれ以上ふえた後では遅いのです。 昨年、当初から全国のSFTSによる被害に一定の危機感を個人的に持っていましたが、一般質問として取り上げてこなかったのは、マダニの宿主でもある猫の虐待につながることを恐れたからです。折しも、当時は、殺処分ゼロを目指す--これは市長の過日の施政方針にも明記されてますが--新しい動物愛護センターのオープンが当時として1年後に控え、犬や猫の殺処分ゼロを目指すクラウドファンディングは、そのとき既に目標額の1,800万円をはるかに超え、今現在では多分1,000万円ぐらい超えて2,800万円ぐらいになってるのかな、そういう状況下にありました。 ところが、残念ながら、実際は、昨年だけでも動物虐待が多く報告されています。仄聞するところでは、腹を切り裂かれた上に内蔵が放り出された猫の死体、両目の眼球だけがくりぬかれた猫--生きてます--などが報告されています。幾ら行政が殺処分ゼロを実施し得ても、市中で虐待されていては何にもなりません。 そこで、お尋ねします。 本市では、動物虐待に対し、どのような対応をされていますか。また、特に猫に関しては、貴志川線のたま駅長の話題も、今はニタマ、さんたまやったっけ、地域猫対策が市、県協調して講じられていますけども、どのような対策か、お聞かせください。 再質問の2つ目、まちづくりについて再質問させていただきます。 局長、和歌山市を卒業される卒業論文のような、ほんまに丁寧な御答弁頂戴しまして、ちょっと個人的には難し過ぎてよくわからんなというのもあるんですが、答弁ありがとうやで。 それで、これはこうだというのは、白やの黒やの四角やの三角やの丸やのいって、カカカッ言えるようなことは難しい思います。長計やいろんな計画やマスタープランを作成しても、実生活や日常の乖離がどうしても否定できません。その乖離を縮めるために、二律背反も思える施策の整合性を担保するために、2点ほど提案いたします。 バス専用車線をつくったらどうですか。優先ではなく専用です。もちろん時間制です。一日中バスしか走れやんという車線ではございません。通勤、通学タイムだけの専用車線です。それが一つ。 提案のもう一つは、都市計画法どおり、おおむね5年ごとに用途地域の見直しをすべきや考えますが、いかがですか。 もともと、50年近く前に都市計画を打ちました。それで、そこに工場があったから、この辺は準工、その工場の横は家がいっぱい建ってたから住専。ところが、日本での株式会社の平均寿命は30年なんです。だから、都計を打ってから50年ですから、当然移転もあるやろし潰れる会社もあるやろし、それでここだけが準工のままで残っちゃうんです。 それで、この辺が、建蔽率60、容積率200の住居地域の横に突然15階建てのマンションなんかが建てられることになるんです。準工のまま置いてあるから。当然、ここ、工場がいなくなったんだったら、全体のことを考えて、用途地域の変更というのを考えやなあかん。考えやなあかんのに、今現在で大体10年近く変わってへんのかな。まちづくり、5年ごとにぐらいは用途地域の変更を考えたらいかがとかいうのが2つ目の提案です。 これは、もう都計法第6条に書いてますんで、法律守れいうことです。 それで、まちづくりについて、再質問の最後に具体的な事業例を挙げてお聞きします。 本市のコンパクトシティがいかなるものかはともかく、中心市街地衰退への対策が必須なのは、どなたも理解するところや思います。このため、尾花市長は、和歌山城を中心したまちなかの魅力やにぎわいの向上に取り組んでこられました。 その取り組みの中に、市堀川を活用した事業があります。平成27年度のまちなか河岸の事業から始まり、平成28年度からは水辺空間を活かしたまちづくり事業として今日まで続けられてきています。この事業は、かつて和歌山城の外堀であって、まちなかの歴史的な水辺資源である市堀川を生かし、官民連携してにぎわいにつなげるというものです。 そこで、お尋ねします。 この水辺空間を活かしたまちづくり事業は、水辺への社会的関心の醸成やにぎわいのための社会実験などを行ってきた聞いてますけども、平成28年度から3年間の成果はどうでしたか。また、今後の当該事業の継続についてどのようにお考えか、お聞かせください。 以上、何点かお聞きしまして、私の再質問します(拍手) ○議長(松井紀博君) 佐伯健康局長。 〔健康局長佐伯正季君登壇〕 ◎健康局長(佐伯正季君) 36番山本宏一議員の再質問にお答えします。 SFTS対策動物愛護について2点ございます。 まず、動物の虐待に対し、どのような対策をしているかの御質問です。 飼育動物に対する虐待の疑いがあった場合には、飼育者への聴取及び飼育状況の確認等を行っています。 なお、現在のところ、明らかに虐待判断された事例はありません。 一方、野良猫等、飼育者のいない動物については、加害者の特定等に捜査権の行使が必要になることから、警察に通報を行い、必要に応じ調査協力を行っています。 次に、地域猫対策はどのようなものかの御質問です。 地域猫対策は、猫の殺処分の減少地域の生活環境の保全を図ることを目的として、野良猫に不妊去勢手術を施すとともに、給餌、給水、排せつ物の適正な処理を行う活動です。 本市では、平成28年8月から、和歌山県共同で地域猫対策計画の認定を開始しました。本市が市民の行う地域猫活動の認定を行った場合には、和歌山県から不妊去勢手術の費用の助成を受けることができます。平成31年1月末現在、認定総数55件、対象数は532匹です。 このように、地域猫対策計画の認定数は増加していますが、市内全域で考えるまだまだ取り組みのない地域もあり、保健所には猫のふん尿被害の苦情や子猫の引き取り依頼などが依然として多く寄せられていることから、今後も地域猫対策の実施を継続してまいります。 以上でございます。 ○議長(松井紀博君) 森総務局長。 〔総務局長森 泰之君登壇〕 ◎総務局長(森泰之君) 36番山本宏一議員の再質問にお答えします。 本市のまちづくりについて、長計などいろいろな計画やマスタープランを作成しても、実生活日常の乖離は否定できません。その乖離を縮め、二律背反も思える施策の整合性を担保するためにも、バス専用車線をつくってはどうかの御質問です。 バス専用車線を設置することは、基幹バス路線のさらなる定時制、速達性の向上を図り、ネットワークとしての利便性を高めるために効果的である考えます。 バス専用車線の設置について、道路管理者や県警、バス事業者等連携して検討するとともに、自動車交通公共交通が共存し、さまざまな交通手段が便利につながる交通環境の創出を目指します。 以上でございます。 ○議長(松井紀博君) 鈴木都市建設局長。 〔都市建設局長鈴木 豪君登壇〕 ◎都市建設局長(鈴木豪君) 36番山本宏一議員の再質問にお答えします。 本市のまちづくりについて、おおむね5年ごとに用途地域の見直しをすべき思うがどうかの御質問です。 用途地域は、単なる局地的、相隣的な土地利用の観点にとどまらず、都市全体にわたる都市機能の配置及び密度構成の観点から検討するとともに、随時かつ的確に見直すことされています。 近年、整備が進む都市計画道路の沿道や工場、旅館、ホテル等の産業系の立地誘導や生活環境の保全など、前回の用途地域の見直し以降の社会経済状況の変化を踏まえた上で、市街地の土地利用を総合的かつ一体的観点に立って適正配分するために、用途地域を見直していくことが必要である考えています。 そのため、その前提として、都市計画基礎調査を実施するよう関係部局協議をしてまいります。 以上でございます。 ○議長(松井紀博君) 瀬崎市長公室長。 〔市長公室長瀬崎典男君登壇〕 ◎市長公室長(瀬崎典男君) 36番山本宏一議員の再質問にお答えします。 本市のまちづくりについて、水辺空間を活かしたまちづくり事業の3年間の成果はどうか。また、今後の事業継続をどう考えているのかの御質問でございます。 和歌山市は、和歌山城を中心に発展してきた城下町で、現在も多くの歴史的な地域資源が残されております。かつて、和歌山城の外堀であった市堀川は、舟運による物資の輸送路として使用され、その周辺には幾つかの河岸があり、多くの人でにぎわっておりました。平成27年度には、かつての城下町のにぎわいを現代風に再現したまちなか河岸を市堀川沿いで開催し、多くの人々に御来場いただきました。訪れた人々が笑顔で触れ合い、食を楽しむ姿は、水辺の持つポテンシャルを感じさせるものでした。 水辺空間を活かしたまちづくり事業は、このポテンシャルを生かすため、社会的な関心を向上させ、水辺空間の活用方策の検証を官民連携により進めてきたものでございます。市堀川に広く関心を持ってもらうために、先進都市の活用例を学ぶシンポジウム、将来のイメージを考えるワークショップ、小学生による水辺環境学習などを実施するとともに、利活用の社会実験として、カヌーや遊覧船の運航、カフェ等の出店、周辺施設のライトアップなどを実施してまいりました。 3年間取り組んだ結果、周辺住民を初め市民の方々の関心が徐々に高まり、民間事業者が継続的な水辺の活用に興味を持つなど、民間による利活用の可能性も出てまいりました。 この結果を踏まえ、現在、利活用の推進主体なる民間組織のあり方、夜間を含めた水辺景観の形成や環境改善に向けた取り組みなど、今後の方向性を示す水辺ビジョンに取りまとめているところでございます。 今後、住む人も訪れる人も笑顔であふれ、多くの人々でにぎわうまちなかを実現するため、このビジョンのもと、官民一体なって事業を進めていきたい考えております。 以上でございます。 ○議長(松井紀博君) 36番。 〔36番山本宏一君登壇〕(拍手) ◆36番(山本宏一君) 再々質問です。 SFTS対策は、正しい知識を持って注意するしかありません。アライグマのふんからは、実はキャットフードも見つかっているんです。市、県協調して進めている地域猫対策を徹底して、餌やりルールを守ることで、猫に餌をやって、その後を掃除しないでほっておくから、アライグマが残りのキャットフードを食べて、元気になって、今度、猫を襲う。だから、猫をあれだけ大切にして大事にしてる人たちが、結果として猫の危険をさらにつくっている。餌やりルールを守ることで、生活圏の重なるアライグマから猫を守っていくことがSFTS対策にもつながるもの思います。 一昨年、日本で初めてSFTSを発症した猫が和歌山で発見されていることを考えれば、当然か思います。和歌山市内じゃないですよ。アライグマが一番ようさんとれるところです。和歌山県で大体年間600頭ぐらい、和歌山市の3倍、田辺ではとれています。 動物愛護については、先ほども虐待例を挙げましたが、虐待方法がもうすさまじいものになってます。目の眼球だけ抜かれた猫は、恐らくカッターで抜かれてます。 割れ窓理論という理論があるんですけども、御存じか思いますけど、窓が割れてるうちは、まあええと、それが建物になって、人になってというのが一番怖いので、割れ窓理論の窓でないことを祈るばかりですが、もし窓であって、後々、被害が人間、子供たちに及んでからでは遅いのです。 現に、きしゅう君の防犯メールによる不審者情報は、昨年は28件、一昨年の5件をはるかに超えて6倍近くにもなっています。この情報は県警発ですから、このような数字ですけども、直接各学校に寄せられる不審者情報は、その何倍もあるお聞きしています。 そこで、提案します。 動物を守るだけではなく、子供たちを守るためにも、秋にオープンする新しい動物愛護センターにあわせて、動物虐待ホットラインを設置してはいかがでしょうか、見解をお聞かせください。 まちづくりについての再々質問です。 バス専用車線の設置は一つの方法か思いますが、自分で提言しておきながら、これが正解かどうか、自信ありません。ただ、元気70パスを利用したくても、バスが走ってへんからどうしようもないという高齢者の不便を思う何とかせなならん思うのです。相当な覚悟の要る事業ですから、覚悟を持って時間をかけないで協議、検討してください。これはもう、要望にとどめておきます。 公共交通機関維持のために、乗り放題定額制の社会実験をしているまちが滋賀県です。滋賀県が県ぐるみでやってます。これなんかも、ぜひ参考にしていただきたい思います。 用途地域の見直しですが、この用途地域の見直しというのは、最も安価なまちづくりの矯正方法です。何かおかしな方向に行ってるやつを、用途地域変更することでやめてもらう。先ほども例で申し上げました。周りは、せいぜい2階、3階建ての家しか建たん思ってたところへ、十何階建てがどんと建ってしまうんです。 和歌山市の都市計画は、そこに工場があったから準工業、それでその工場が幾つもあったから工業、それで、先ほども申し上げましたが、30年そこらで会社はなくなっちゃうんです。あるいは移転なんかもあります。その後、ほっておいたらあかんやろうというのです。だから、突然、東からのお日さんが見えなくなったり、日当たりが極端に悪くなったり、強い風が家の中へ吹いてくるというような町になっちゃうんです。 これは、ほんまにお金をかけないでする矯正方法ですんで、市長、市民会館の予算の500分の1とか600分の1でできる仕事なんで、ぜひとも財政当局の御協力をお願いしたい思います。これも要望です。 最後に、水辺空間を活かしたまちづくり事業です。 これ、瀬崎さん、課長事案になってたんかな。私は、歴史のある市堀川が和歌山市民の誇りの一つなり、全市民に親しまれる場所になってほしい考えている者の一人です。 というのも、当該事業が実施される10年ほど前、まだプロジェクションマッピング--ビルにいろんなあれが出るやつ--という言葉が認知されていないころ、市堀川に面するビルの壁に写真を写し出すという写真展、自称写真人、徳田直季が写真展をあそこでやったんです。それだけに、私も同じ思いを持っています。 水辺を生かした事業は、市が整備を進めている拠点を線で結び、面へ広がることにもつながるものであり、今後とも官民連携して進めていっていただきたい思います。要望しておきます。 もう一遍、質問言い直しますけど、動物虐待ホットラインの設置は、SFTS対策にも動物愛護にも、さらには子供たちの安全にもつながることを御理解の上、御答弁ください。 以上、3つの要望1つの質問をもって、私の一般質問を終わります。御清聴ありがとうございました。(拍手) ○議長(松井紀博君) 佐伯健康局長。 〔健康局長佐伯正季君登壇〕 ◎健康局長(佐伯正季君) 36番山本宏一議員の再々質問にお答えします。 SFTS対策動物愛護について、動物虐待ホットラインを設置してはどうかの御質問です。 兵庫県警察が2014年に全国初のアニマルポリス・ホットラインを設置し、大阪市が2019年8月から動物虐待ホットラインを設置する聞いています。これらの運用状況及び国や他都市の動向並びに和歌山県警察の見解等を踏まえ、設置に向けて調査検討してまいります。 以上でございます。 ○議長(松井紀博君) お諮りします。 本日の会議はこの程度にとどめ延会し、明3月6日午前10時から会議を開くことにしたい思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」呼ぶ者あり〕 ○議長(松井紀博君) 御異議なし認めます。 よって、そのように決しました。 本日はこれにて延会します。          午後1時57分延会   --------------- 地方自治法第123条第2項の規定によってここに署名する。 議長    松井紀博 副議長   芝本和己 議員    吉本昌純 議員    中尾友紀 議員    姫田高宏...